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革製ソファーに書かれた油性マジックの落書きを消す方法3選とそれぞれのメリット、デメリット

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この記事では、革製ソファーに子どもが油性マジックで書いた落書きを消す効果的な方法3つと、それぞれのメリット、デメリットを紹介しています。

ちょっとした家事の合間、少し目を離しても大丈夫だろうと思って家事を済ませ、戻ってきてビックリ!っていうことありますよね。

それが買ったばかりの革製品のソファーだったりしたら、そのショックと後悔は計り知れないものがあります。

それでは一つずつ見ていきましょう。

革製ソファーに書かれた油性マジックの落書きを消す方法

革製ソファーに書かれた油性マジックの落書きを消す方法を1つづつ見ていきましょう。

消しゴムとアルコールを使う

  1. 消しゴムを使った処理:使うのは柔らかい消しゴムです。硬いと革を痛めてしまいます。まず、落書き部分以外の目立たない場所で使ってみましょう。問題なければ落書き部分を消しゴムでやさしくこすります。柔らかい消しゴムと一概に言ってもいろいろなタイプがあります。ここでは、プラスチックやラテックスで作られたもので、紙に書かれた鉛筆やシャープペンを消すときに使う消しゴムのことを指します。

柔らかい消しゴムを具体的にいくつか紹介します。

プラスチック消しゴム:「トンボ鉛筆/モノ消しゴム」
非常に柔らかく、軽い力で消すことができます。すり跡が残りにくいため革製品に使うのに適しています。
ラテックス消しゴム:「ステッドラーマルス/プラスチック消しゴム」
柔らかく滑らかな素材でできていて、軽い力でしっかり消すことができます紙やデリケートな表面に適しています。
ビニール消しゴム:「ペリカン/ミニファインアートラバー」
柔らかいビニール素材でできています。軽い圧力で使うことができデリケートな表面にも安心して使えます。
2.アルコールで拭き取る:消しゴムである程度除去できたら、次にアルコールを少量含ませた布で落書きをふき取ります。アルコールはマジックのインクを溶かす効果がありますので、少しづつ使ってみることが大切です。
3.乾燥させる:アルコールが完全に乾くまで時間をおきます。
補足情報
アルコールがない場合は、お酢やレモン汁を使うこともできますが、必ず目立たない部分で試してみましょう。
長期的に美しい革の状態を保つために、定期的にプロのクリーニングサービスを利用するとよいでしょう。

ベビーワイプを使用する

  1. ベビーワイプで拭く:ベビーワイプを少量要らない布に付け、落書き部分を優しく拭き取ります。ベビーワイプとは赤ちゃんのおしり拭きです。低刺激で汚れを落とすため革を傷めずに済みます。
  2. 繰り返し拭く:一回拭いてみて落ちない場合は、時間をおいて繰り返し拭いてみましょう。時間をかけることでインクが徐々に浮き上がりやすくなります。
補足情報
ベビーワイフの成分表を確認して、刺激の少ない革を傷めないものかどうかを確認してから使用しましょう。
ベビーワイフは持ち運びもしやすいため、出先での対応にも役立ちます。

レザークリーナーを使う

  1. レザークリーナーを選ぶ:レザークリーナーを選ぶ際には、特に油性マジックの除去に効果的な商品を選ぶことが大切です。商品のレビューや商標を確認することで目的にあった商品を選ぶことができます。この方法を選ぶ場合少し慎重になった方が良いでしょう。革製品のお手入れグッズはたくさんの種類があり、革の種類によっても使うものが違ってきます。自信がない場合は素人判断をせず、革製ソファーを購入したお店に行って確認した方が良いでしょう。私もソファーではありませんが革製品のお手入れグッズを張り切って購入したのですが、自分が持っていた革には使えないグッズを購入してしまい、結局使えずに放置、という苦い経験があります。

    油性マジックの除去に効果的なレザークリーナーをいくつか紹介しますが、使用する場合はお手持ちのソファーの革の種類などを確認したうえで購入するようにしましょう。

「オリバーソリッドレザークリーナー」
油性マジックやインク、ペンのシミを効果的に除去します。
「モンダベルソリッドレザークリーナー」
高いクリーニング効果を持ち、革の色を保護しながら汚れを落とします。
「アイコンクリーナー」
油性マジックやインクのシミをしっかり落とすことができます。

2.使用方法を守る:商品ごとに必ず取り扱い説明書を読み、使用方法に従ってクリーニングを行いましょう。

3.保湿と保護:クリーンニングが終ったら、レザーコンディショナーを使って革を保湿、保護しましょう。こうすることで革の柔らかさと光沢を保つことができます。

それぞれのメリットデメリット

ここからは3つの方法のメリットとデメリットを解説していきます。

消しゴムとアルコールを使う場合のメリット、デメリット

メリット

  • 家にある身近な材料ですぐに対応できる。
  • 消しゴムの摩擦力で物理的にインクを擦り落とすことが可能。
  • アルコールが油性インクを溶かし、効果的にふき取ることができる。
デメリット
  • 焦って強く擦ってしまうと革を痛めてしまう
  • アルコールは革を乾燥させてしまうため、拭いた後には必ず保湿をしましょう。刺激が強いため使用する場合はゴムの手袋などをして手を保護しましょう

ベビーワイプを使用する場合のメリット、デメリット

メリット

  • 手軽で便利。特に出先での緊急対応に強く、常備しておくとよいでしょう。
  • ほとんどのベビーワイプはアルコールフリーなため、革製品の救世主となります。

デメリット

  • 頑固でしつこい汚れには、効果が薄い場合があり繰り返しの使用が必須
  • 成分によっては革にあまり良い影響を与えないため、必ず成分を確認してから使用するようにしましょう。

レザークリーナーを使用する場合のメリット、デメリット

メリット

  • 革製品専用なので、高い効果を期待できる
  • 汚れを取り除くだけではなく、革の保湿や保護も一緒に行える

デメリット

  • 革製品のお手入れグッズは比較的値段が張るものが多い。
  • 革の種類を見定めるのは素人にはハードルが高い。
  • 素人が選ぶには少し難易度が高く、間違った商品を選ぶと革にダメージを与えてしまう可能性がある。
共通する注意点
クリーニングを始める前に必ず目立たない場所でテストしてみることをお勧めします。

革製品のメンテナンスの重要性

革製品に限りませんが、特に革製品は日ごろのメンテナンスの有無で製品の見た目、使用感が違ってきます。製品を長く愛用するためにも定期的なメンテナンスが大切になってきます。

見た目の美しさを保つ

定期的メンテナンスを行うことで、革製品独特の艶や深みを長い間保ことができますし、使っていく中で避けられない色褪せや汚れの付着を防ぎ、製品の見た目を美しく保つことができます。

乾燥対策

天然素材の革製品はとてもデリケートです。自分の肌を扱うように大切にメンテナンスを行いましょう。ケアを怠ると乾燥し、ひび割れをおこしてしまうでしょう。専用のクリーナーなどを使ってしっかりと保湿し、乾燥などを防ぎ柔軟性を保つようにしましょう。

衛生面と清掃

革製品は汚れやほこりが吸着しやすい素材です。定期的なメンテナンスは必須だと言えます。日常頻繁に使用するイスやソファーなどは特にこまめに手入れを必要とするアイテムです。肌に触れる機会も多いため、きちんとしたケアをしていくことでアレルギーや肌荒れを防ぐことができます。

保護と修復でコストパフォーマンスを高める

革製品の表面は使っていくうちに目では確認できないほどの、小さな摩擦やひっかき傷が生じることがあります。定期的なメンテナンスを行うことで、これらの傷を最小限に抑えることができます。そうすることで長く製品を愛用でき、コストパフォーマンスを高めることができます。

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