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革ジャンの襟足や袖口を自宅でクリーニングする方法

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この記事では、革ジャンの襟足や袖口を自宅でクリーニングする方法を解説していきます。

革製品を身に着ける時は気分が上がりますね。革好きの人であれば、余計にです。私自身も革のにおいが大好きで、革のジャケットに袖を通すときはテンションが上がります。

でも、大好きな洋服だからこそ気になるのが「汚れ」です。いつの間にか付いていたものから袖を通すごとに少しずつ蓄積されていくものまで。

洋服の中でも襟足と袖口は特に汚れやすい場所ですが、革製品は汚れたからと言ってジャブジャブ洗ったり、漂白剤に浸したりするわけにはいきませんよね。

やはり普段からの手入れがとても大切になってきます。ではどういう手入れをしていけばよいのか?、自宅でできる方法を紹介していきます。

革ジャンの襟足や袖口を自宅でクリーニングする方法

革ジャンの襟足や袖口を自宅でクリーニングしていく時に必要な道具や手順を紹介していきます。

用意するものは、柔らかいブラシ、柔らかい布、革用クリーナー、スポンジ、革用コンディショナーです。

一つずつ見ていきましょう。

柔らかいブラシ

革はとてもデリケートな製品なため、表面に付いている細かなホコリなどをきれいに落としておきましょう。100均などでも扱っているため、革製品をお持ちであれば一つ用意しておくと重宝します。

柔らかい布

  • マイクロファイバークロス
    この布はとても柔らかく、革製品の表面を傷つけることなく汚れをふき取ります。
  • コットンクロス
    綿素材の布で、柔らかくクリーニング用として適しています。

革用クリーナー

革用クリーナー(レザークリーナー)は革専用に作られた製品で、汚れや油分を効果的に取り除いていきます。たくさん種類があって、どれを選べばよいのか分からなくなりますね。この記事では実際に使った物をご紹介していきます。

革製品クリーナー:[brandnew LEATHER SHAMPOO]   200ml/2,728円
泡タイプ。泡の力で汚れを浮き上がらせ汚れを取り除くため、革に負担をかけません。
スエードの革ジャンには向かないタイプもありますので、選ぶ際には注意しましょう。

スポンジ

汚れを優しく拭き取る柔らかいスポンジ。キッチン用のスポンジの場合、研磨素材の付いた側は使わないようにしましょう。

革用コンディショナー

革用コンディショナー(レザーコンディショナー)は、革製品のお手入れに使用されるものです。お勧めの商品を紹介していきます。ここでも繰り返しますが、スエードの革ジャンには向かないタイプもありますので選ぶ際には注意しましょう

余談ですが、私は大好きなスエードの靴に、スエードには向かないタイプのコンデショナーを使ってしまい、その靴を台無しにしてしまった苦い経験があります。購入する際はしっかりと確認してから購入するようにしましょう。

私は以下のレクソル(Lexol)レザーコンディショナーを使っています。塗り込んでいくと革が柔らかくなり、しっとりしますが、べたつかず使用感も良いです。

革製品コンディショナー:レクソル(Lexol)レザーコンディショナー 500ml/5,648円

クリーニングの手順

ここからは実際のお手入れの手順を順番に解説していきます。

準備

革の目立たない場所、表に響かない場所で軽く濡らしてみたり、クリーナーを試してみます。色落ちや変色など革への影響がないか確認します。

クリーニング

  • 柔らかいブラシなどで洗う部分のホコリを落とします。
  • ぬるま湯でスポンジを湿らせる:スポンジをぬるま湯に浸し、余分な水分をしっかり絞りましょう。
  • 柔らかい布でふき取る:濡らしたスポンジできれいにしたい襟足や袖口を優しく拭きます。決してゴシゴシと擦ってはいけません。軽くなでるように汚れをふき取ります。
  • 革用クリーナーを使う:①襟足や袖口に直接クリーナーを付け、なじませます。泡の力で汚れを浮き上がらせます。②乾く前に素早く泡を柔らかい布で拭き取ります。③必要に応じて①、②を繰り返します。※すすぎは必要ありません。

乾燥

  • 乾燥:革ジャンを陰干しします。直射日光を避けて自然乾燥します。乾燥機は使わないようにしましょう。

保湿と保護

革用コンディショナーの使用:革を完全に乾燥させます。乾いたことを確認したら、革用コンディショナーを柔らかい布に取り出し、クリーニングしてきれいになった部分に塗布します。
ゆっくりと塗り込み、乾いた布でしっかりと拭き取りましょう。乾いた布で磨き艶を出します。

自宅でのクリーニングの際の注意事項

ここからは自宅でのクリーニングの際の注意事項を解説していきます。

テストをする

まず、クリーニングを始める前に目立たない場所、表に響かない部分で湿らせたスポンジで拭いてみたり、クリーナーを塗ってみて、色落ちしないか、ダメージがないかを確認します。

強い力をかけない

優しく扱い、強く擦らない:汚れを除去する時は革の表面を強く擦ってはいけません。クリーナーを馴染ませ、汚れを浮き出して取り除くようにしましょう。

適切な乾燥方法

直射日光を避ける:革を乾かす時は直射日光を避けましょう。風通しの良い場所で自然乾燥が一番です。ドライヤーで乾かしたり、乾燥機に入れることも避けましょう。

革にあった製品を使用する

適切な製品を使用する:クリーニングの際には、お手持ちの革製品にあった革用クリーナーとコンディショナーを使いましょう。洗濯洗剤や一般的な化学薬品は使用しないように注意しましょう。

革製品を長く使うために

ここからは、大切な革製品を長く使っていくためのワンポイントアドバイスです。革はとてもデリケートです。自分の身体のように丁寧に扱っていきましょう。

定期的なメンテナンス

クリーニングと保湿:定期的に革専用のクリーナーとコンディショナーでメンテナンスをしていきましょう。その際には必ず柔らかいブラシで表面の細かなホコリを取り除きましょう。革を柔らかく滑らかに保ち、美しい光沢が続きます。

防水対策

防水スプレーの使用:クリーニングのたびに防水スプレーをかけておきましょう。とっさの雨などの水や汚れからシミになることもあります。防水スプレーをかけておくことで防ぐことができます。また、着用した後は必ず柔らかいブラシでホコリを払っておきましょう。

保管場所

適切な保管場所:革ジャンを補完する際は、直射日光が当たらない涼しく乾燥した場所で保管しましょう。その際、通気性の良いカバーを使うようにしましょう。カビを防ぎます。

丁寧に扱う

正しい脱着:革ジャンを着用したり、脱いだりする時は引っ張ったりして強い力を使わず、丁寧に扱うようにしましょう。

専門家に任せる

プロによるメンテナンス:大切な革ジャンです。自分でケアできない時は、思い切ってプロの力を借りましょう。自分では気づかなかった点など正しいアドバイスがもらえ、良い状態を長く保つことができます。

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