革製品

革製品の色移りの原因と防止方法、色移りしてしまった場合の対処方法

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この記事では、革製品の色移りの原因と対処法、色移りしてしまった場合の対処方法を紹介していきます。

大好きな革ジャンや革のバッグを身に着けて颯爽とお出かけ!楽しみですよね。でも、暑かったり、雨が降っていたりお出かけ先の環境によっては革製品にストレスをかけてしまう場合もあります。

急に天候が悪化して土砂降りに遭遇し、家に帰ってきて、着ていった白いシャツに持って行った茶色の鞄の染料が色移りしてしまっていたり、革製のソファーに長時間座っていたらその日履いていた色の濃いジーンズの色が移ってしまって慌ててしまったり。

色移りは頻繁に起きるものではありませんが、お気に入りのアイテムに色移りしてしまった場合の精神的ストレスは計り知れません。そういう時のために色移りの原因と対処法を解説していきます。

革製品の色移りの原因

ここからは色移りの原因を解説していきます。

染料が不安定

革製品の製造過程では染料が多く使用されています。染める工程によっても違ってきますが、染料の中には水分や摩擦で不安定になるものがあり、これが色移りの原因になります。特に新しい革製品や染料が強い色の革は色移りのリスクが高くなります。

摩擦

色移りの最大の原因は水分と摩擦です。例えば、デニムのジーンズに触れていた革のバックやベルト、靴などは摩擦により色移りが発生しやすくなります。色の薄い衣類の場合は気を付けましょう。その他にも濡れた状態の時に摩擦がかかると色移りが起きます。

余談ですが、ベージュのワンピースに黒い革ベルトをして外出したとき、帰宅してベルトを外してびっくりしたことがありました。摩擦でベルト部分が黒く色移りしていたのです。すぐに部分洗いようの洗剤を付けお湯で洗ったので落ちましたが、あとでよく見てみるとまだうっすら黒いベルトの色が付いていました。色の薄い衣類への色移りは気をつけましょう。

水分

水分や湿気も色移りの原因です。雨や汗で濡れたり、しっとりと水分を含んだ湿った状態だと革製品が接触すると染料が溶け出し、色移りするリスクが高まります。

革製品は熱に弱いため直射日光にさらされたり、高温環境では染料が活性化されて他の素材に色移りしやすくなります。革製品の保管場所は風通しが良く、涼しい乾燥した場所を選びましょう

間違ったケア方法

革製品のメンテナンスは製品を購入したお店で製品を購入した時に同時にケア方法を確認しましょう。革に合わないクリーナーやコンディショナーを使うと、染料にストレスを与え色移りの原因になる可能性が出てきます。革にはたくさんの種類がありますので、革製品にあったケア道具使うようにしましょう。

色移りを防ぐには

防水スプレーの使用

革製品を購入した時、まず防水スプレーをかけておくと良いでしょう。お店によっては購入時に防水スプレーをかけてくれるお店もあるかもしれません。自宅にない場合は、革製品を購入した時にお店に売っているものを購入しておくことをお勧めします。防水スプレーをかけておくことによって、汚れや水分をはじくようになり色移りを防ぐことができます。

色移りしやすいアイテムを知る

色移りを防ぐ方法を知ることも大切ですが、色移りしやすいアイテムを知ることも同じくらい大切です。もともと多くの革製品は水分に溶けやすい染料で染められているため、新品の革製品は特に色移りしやすいことを覚えておきましょう。色の濃いデニムや衣類も色移りしやすいので革製品と一緒に使うときは注意が必要です。

定期的なメンテナンス

革製品に限らずですが、やはり日ごろのメンテナンスがとても重要になってきます。革用クリーナーでのクリーニングと、革用コンディショナーでの保湿で革の表面が保護され色移りしにくくなります。

色移りしてしまった時の対処法

ここからは万が一色移りしてしまった時の対処方法を解説していきます。

早急な対応

革から服:なんといって早急な対応が一番重要です。色移りしていることに気づいたらすぐにお湯で洗い流すようにしましょう。水よりも熱めのお湯の方が汚れが良く落ちるので、洗剤を付けお湯で洗い流しましょう。それでも落ちない時は漂白剤に付けたりすることで目立たなくなります。汚れがひどい場合は近くのクリーニング店に持ち込むことも考えましょう。

服から革:革の知識がない場合は時間をおかずに近くのクリーニング店に持ち込んだ方が良いでしょう。消しゴムを使ったり水拭きをしても汚れが落ちない場合、ついつい強く擦ったりしてしまい、革を痛めてしまう場合もあります。焦らず落ち着いて対処しましょう。

プロに任せる

特に革製品に色移りしてしまった場合、プロに任せることを考えましょう。その時、真っ先に頭をよぎるのは金額のことかもしれません。たしかにプロに任せると高額な料金を請求されるかもしれません。でも、ここで冷静になりましょう。自己処理をしてしまい、取り返しのつかないことになって後悔するよりも、専門家による適切なケアで再生させる道を選びましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。革製品の色移りの原因と防止方法、色移りしてしまった場合の対処法を解説しました。

ポイントをまとめると、

色移りの原因となる以下のことに注意が必要です。
・摩擦
・水分
・熱
・新品の革製品を使うとき
・正しいケア
色移りを防ぐには
・防水スプレーの使用
・色移りしやすいアイテムを知ること
・定期的なメンテナンス
色移りしてしまった時の対処法
・早急な対応
革から服:洗剤を付け集めのお湯で洗い流す。ダメならクリーニング店に持っていく
服から革:革の知識がない場合は、クリーニング店へ持っていく
・プロに任せる

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