今回は柿ジュースが少ない理由や柿ジュースのレシピを紹介していきます。
柿のジュースが数少ない理由
柿には素晴らしい栄養がたくさんありますが、柿ジュースとして販売されているものは少ないですよね。 理由を一つずつ見ていきましょう
味がハッキリしない
柿は他の果物に比べて、主張の少ない味だと思いませんか?ブドウやオレンジ、パイナップルやメロン、イチゴなどに比べて味やにおいのインパクトがありません。
なので、柿のジュースがあっても「今日はどうしても柿のジュースが飲みたい!」という強い感情にはなりにくい果物だと言えます。
食べどきが難しい
柿は熟れすぎると柔らかくなりすぎ、未熟だと硬すぎて味が薄く、適切な食べ時は食べてみないと分からず、見た目では判断が難しい果物です。
渋柿もはじめは渋くても時間が経てば甘くなりますが、見た目でわかる訳ではありません。
また、渋柿の場合、「食べたい」と思っても甘くなるまですぐに食べられる訳ではないので、そういう印象がジュースになっても残り、なかなか商品の種類が増えない原因になっているのかもしれません。
田舎のイメージ
柿と言えば「干し柿」を思い出す人も多いでしょう。干し柿は田舎の家の軒先などにぶら下げられていて、伝統的なイメージがあり、都会的でおしゃれなイメージはあまりありません。
柿ジュースにしたときも、パッケージの印象がパッとした絵画のイメージにはなりにくいので、なかなか商品が増えないのかもしれません。
繊維質が多い
柿は繊維質が多い果物です。種類にもよりますが、ジュースにした場合、繊維質が口の中に残ってしまい、ザラザラした感じになってしまうこともあります。
変色の速さ
柿は酸化しやすいため、ジュースにしたときにすぐに変色してしまうのも、商品化を難しくしている大きな要因です。
種の存在
他の果物に比べ、柿の種は果実の割合と比較するとかなり大きいため、ジュースにする際の効率が悪い、ということも商品化になりにくい理由の一つだと言えるでしょう。
柿ジュースが少ない理由のまとめ
これらの理由から柿ジュースは他のジュースに比べて、商品化が難しいとされています。
それでも柿の栄養価は高く、特にビタミンCが豊富なので自家製ジュースなど、いろいろ試してみるのも良いでしょう。
柿ジュースレシピ
ここからは柿ジュースのレシピを紹介していきます。
柿のミルクジュース
よく熟した柿と牛乳を混ぜてジュースにします。甘くて濃厚な柿と牛乳がとてもよく合い、口当たりまろやかなジュースに仕上がります。練乳を入れることで甘さとコクが出て、とてもおいしく仕上がります。
調理時間:10分
よく熟した柿(種は取っておく)120g:1個
牛乳:250ml
練乳:大1
ミント:適宜
柿とリンゴのミックスジュース
よく熟した柿をリンゴと一緒にミキサーにかけました。濃厚な柿と少し酸っぱいリンゴの相性は抜群です!
調理時間:10分
料理のポイント
柿は良く熟したものを利用すると良いでしょう。その場合、練乳の量は柿とリンゴの甘さをみて調整してください。柿の賞味量は100g、リンゴの賞味量は85gを使用しています。
柿とリンゴのシナモンヨーグルトジュース
完熟柿の甘さとシナモンが効いた、抗酸化作用抜群のジュース。冬の寒い時期にホットでおススメ。
シナモンの香りに癒されます。
調理時間:10分
柿ジュースの商品をご紹介
数少ない柿ジュースのご紹介です。どちらも山形県の庄内柿を使用したジュースです。
山形代表
名前の通り、山形県の山形食品株式会社さんが作っている柿ジュースです。黒にオレンジの柿がインパクトのあるデザインです。
山形県の庄内柿だけを使用しているため、製造できる数に限りがあり、なくなり次第終了です。そうなると次の収穫期まで手にはいらないため、とても貴重な商品と言えるでしょう。
作り手のこだわりが感じられる、砂糖、香料、着色料、酸化防止剤(ビタミンC)不使用のストレート果汁100%ジュースです。
庄内柿ジュース
柿ジュースは山形県の庄内柿のジュースだけのようです。
こちらの商品も山形県の庄内柿を使った、糖類や着色料を使用せずに、糖度と柿色を保った果汁100%のストレートジュースです。
何も加えずストレートで、乳製品にブレンドして、柑橘類を加えて、お酒で割ってカクテルとして、など、お好みでどうぞ。
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